サイトを移転しました!
タイトルにもありますがサイトを移転したというか二号店みたいな感じで新しくブログを始めました。というか始めていました。
移転した理由としましては
・もっと自由に文字とか文の装飾をカスタマイズしたい
・自分で学びながらブログ運営をしてみたい
と思ったからです。
こちらのブログでもポツポツ閲覧してくださっている方がいらっしゃるのでこのブログを消そうとは思っていません。何かの際にこちらの方にも記事を投稿するかもしれません。
しかししばらくはもう一つのブログの方に記事を投稿していきたいと思っています。
もし私の書いている記事にご興味のおありの方は下にURLを貼っておきますので、そちらから飛んでいただければ光栄です。
新しいブログの名前は「カビパン製作日誌」です。
こちらのブログとほぼ同じようにゲームや本の紹介、青森のことについてポツポツ書いていきたいと思っています。
amzon プライムビデオで見た映画 1月分
売れない劇場高額の賞金を目指して様々な 事情の動物たちが音楽に向き合う話。
日本語吹き替え版を視聴。
出てくる歌がすべて素晴らしく、英語版であっても日本語版であっても歌唱力の高さは変わらないと思います。特にゴリラの歌がメチャクチャうめえなと思って聞いていたら、吹き替え版がスキマスイッチの大橋さんでした。なるほどなー。
これといった主人公がおらず、群像劇に近い感じ。
音楽が好き&かわいい動物が好きな人におすすめ。
人は脳をほんの数パーセントしか使えていない。しかし、脳を100パーセント使える人間が現れたらどんな能力を使えるのか。
↑のようなあらすじにひかれて観てみたはいいものの、なんか科学的根拠に基づいた能力が開花し、それに基づいたストーリー展開だと思っていたらただのエスパーみたいな力で敵をぶったおすだけのストーリーでした。いくら脳みその力を100パーセント活用できるとはいえ、重力を無視したりはできないんじゃね?最後の展開においては、真ん中が?????と疑問符だらけになる終わりで流石フランス映画ーってなりました。二度と見ねえ。
非人間めいた主人公の力を味わいたい人におすすめ。
鬼になってしまった妹を人間に戻すため、家族を殺した鬼を探すため鬼と戦い続ける。
今現在人気大絶頂の「鬼滅の刃」のアニメ。確かにこのアニメを見て人気が爆発するのも納得の出来のアニメでした。なにせまず最初にどこを切り取っても絵が綺麗。崩れた作画が全然ない。戦闘シーンの躍動感と、色遣いの鮮やかさが見ていてとても楽しいです。BGMもなんかゴッドイーター味があるなと思っていたら椎名豪さんが担当していました!さらに梶浦由記さんまで。二人のファンならこれだけでもう垂涎もの。
ストーリーはこれぞジャンプの王道!といった感じで初めて見るのにどこか懐かしい感じがします。なんか鬼を退治した時の感覚が「D.Gray-man」に似ていると感じました。倒した敵にやさしいところなんかとくに。声優の熱演もあいまってどのキャラにも愛着がわきます。
バトルアニメとしても、王道ものの少年漫画を見たい人にもおすすめのアニメです。
ダンガンロンパV3 感想メモ ネタバレ有り
【PSVita】ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 SpikeChunsoft the Best
- 作者:
- 出版社/メーカー: スパイク・チュンソフト
- 発売日: 2018/01/11
- メディア: Video Game
総合的な感想
前作をプレイした人ではないとこのゲームを真に楽しむことができない、しかしこのゲームを愛している人ほど大きなダメージを受けるゲーム。
意外に初見の人ほどこのゲームを純粋に楽しめるのかもしれない。
裁判の時に出てくるミニゲーム的な理論スクラムや発掘イマジネーションがめんどくさかった。発掘イマジネーションは最初システムを理解できず、何回もゲームオーバーになった。かといって評価は常に優だったのでそこまでゲームオーバーに対するペナルティーはないのかも。
キャラクターごとの感想
一章で殺人が起こるまでのそれぞれのキャラクターの印象、生き残るかどうかの予想をたて、後にプレイした後の感想を掲載。
赤松楓
最初からキャラが完成されすぎていて不安。途中で退場とは知っているけどいつになったら退場するんだろう。夜になるたびに不安になる。3章辺りで退場かな?
立ち絵とか昔の苗木君を訪仏とさせる。かわいい。
思った以上に好きなったキャラクターでした…。え、ていうか退場早すぎるだろ…!死ぬかもしれないとは思っていたけど、まさかのクロだなんてなぁ…。たしかにやたら鉄球に興味は持ってたけどさぁ…。
なんか途中で最原を慰めているシーン、まるで2の七海みたいだなぁ…主人公っていうよりヒロインみたいだなぁ…とか思ってたらまさかの脱落。彼女とは少ししか接することはなかったけど、最原同様彼女に深い想いを残してお別れとなりました。
最原がストーリーでちょいちょい楓について触れるたびにこっちも胸がギリギリして、本当につらかった。
一話が終わった時点でみんなを守りために殺人を犯したのがうまい感じの落とし具合だなとか思ってたら、まさかクロですらなかったという。
クリア得点で最原と存分にイチャイチャしていてください。今までのダンロンのCPで一番好きです。あまずっぺー。
最原終一
キーパーソン。赤松が死んだ後の主人公?いいやつ過ぎるから裏切らないか不安だけど、たぶん主人公になるからクロにもシロにもならない。
思った通り楓に次ぐ主人公でした。帽子の下にアンテナを隠していると思わなんだ。
すごく成長が感じられる主人公で、すごくつらい思いをしたのにそれをバネにして頑張り続けたのは本当にすごいと思う。赤松と幸せにな。
あとお前…意外にムッツリだな。
王馬小吉
狛枝ポジでジョーカーみたいな。殺しもしないけど、5章まで生き残って死にそう。
案の定5章まで生き残って死にましたね!やはり貴様は今作の狛枝ポジション…。あたしゃあエグイサルに乗ってるのは百田だと信じて疑いませんでしたよ!
今作のテーマ「嘘」を体現したキャラ。本当に彼のどこまでが真実で、どこまでが嘘だったのかがまったくわからなかった。いろんな場面でウソ泣きをしたりしてたけど、たぶんゴン太が死んで泣いていたシーンは本当だったんじゃないかなぁ。表情を整えるまで時間がかかっていたし。
本来の「設定」の彼は愉快犯みたいなことをしていたみたいだし、本当はこのコロシアイが憎くて仕方がなかったんじゃないかなあと思った。
百田解斗
めっちゃいいやつ。なんとなく殺す側になりそう。桑田みたいな?
赤松が主人公の時からめっちゃいいやつ。
最初は何とかするって言いつつ何もできないポジションのやつかと思いきや、最期の最期まで自分と他人を信じ切った男前のキャラクターでした。
あまりにいいやつ過ぎて、俺を信じたお前がバカだったんだよ終一ィ!!っていつ言われるかと最期までずっとドキドキしてた。信じきれなくてすまない…すまない…。
春川魔姫
性格悪い→良い。でれポジション。生き残りそう。
まあこの手のキャラは生き残るよねっていうお約束のキャラでした。白金が百田のことを好きになるように仕向けらしいけど、たしかにあれは好きになってもおかしくない奴でしたよあいつぁ…。
あまり才能を活かした感じは正直しなかったな。
星竜馬
好き。でも一二三やテルテルみたいなマスコットな見た目なキャラは死ぬ定め。生き残ってほしい。むしろ今回こそは生き残るかも。
運命には逆らえなかったよ…。大塚ヴォイスといい、ハードボイルドな感じと言い、いいキャラしてたんだけどな。死ぬ時までハードボイルドだった。
実は一章の時のクロかと思ってたんだけど見事に外したわ。
茶柱転子
たぶん殺されそう。
いつの間に夢野とこんなに仲良くなったのかは謎だけど、見ていて清々しいキャラだった。友達思いのいい子。
少し疑問なのが鎌が後ろに刺さったとき声を上げなかったのはなんでなんだろう。儀式が失敗してアンジーと夢野が会えなくなるのを防ぐためだったんだろうか。もしそうだったら悲しすぎるほど友達思いの子だったな…。
天海蘭太郎
才能がわからないまま一番最初に死んだりして。その才能が後のストーリーに活かされる的な。
彼もある意味お約束の最初に亡くなったパターン。
いっちゃん最初に死ぬ奴はキャラがわからないままなんだよなぁ。とりあえず12人の妹は多すぎるだろ。すごく複雑な家庭環境なんかなぁ。
獄原ゴン太
なんかの理由でクロになりそう。殺意はなかった的な。
殺意は十分にありました。
彼の動機はでも本当にあれでよかったのかなぁ。いくら外の世界に絶望をしたとはいえ、あんなに仲間思いのゴン太が殺人を犯すとは思えないような気もするんだけど。
愚直なまでに優しいキャラだった。
夢野秘子
たぶん殺人サイド。魔法という名のマジックがトリックの仕掛けになりそう。
一回改心した時、一回改心してかーらーのお亡くなりパターン?とか思ってました。心が腐っておりました。
なんでアンジーにあそこまで入れ込んだのかはイマイチわからないままですごくもやもやしたまま終わった。正直あまり好きではないキャラ。しかし声はかわいい。
キーボ
実は人間だったり?死ぬ。
人間だったどころか、立派にロボをやってのけてました。
最終章になってキーボの名前の由来は「希望」だったんだね…。気が付くのが遅すぎた。そして彼にも歴代主人公特有のアンテナがあったから、最終章で希望の弾丸を打ち込み始めたとき、苗木君の再来だイヤッフウウウウウウウウ!ってテンション上がった。展開は違ったけど。
最終章で自我が消されそうになった時何回「頭のアンテナとれよ」とおもったことか。
こんなに重要なキャラクターだとは思ってもみなかった。すまぬ。
東条斬美
こいつは殺人を頼まれてやったり、あるいは自分の動機で殺人しそう。
動機があまりにも壮大でビビった。超高校級の大統領かぁ…。まあある意味人に尽くすという意味では公務員向きではあるのかな。
真宮寺是清
なんだかんだで生き残りそう。
思った以上に気持ち悪いキャラだった。この学校に来るまで100人近い人を殺していたという「設定」にもドン引き。
私自身も神自身より、「どうして神という存在を人は作ったのか」ということに興味を持っているので超高校級の民俗学者としての彼とは話をしてみたかった。
どうせもいいけど「コレキヨ」が「スケキヨ」を思い出させるんだよな。
夜長アンジー
殺しそう。
殺すよりは死んでしまった。
このキャラは嫌いだったので死んでも( ´_ゝ`)フーンという感じだった。
まあそういう思考回路が製作者側が予想してやっているんだろうけども。
彼女がどんな神を信仰していたのかが気になる。唯一神なのか、アミニズム的なやつなのか。
白金つむぎ
地味な女ほどクロっぽい。キャラが成り立たないしね。「他人になりきる」というコスプレ能力を使って殺しそう。
大当たりー。
こういう大人しい女キャラはクロになる可能性が高いし、豹変した時イメージの落差が大きいから黒幕にしたとき映えるよね。学校内で最原以外で初めて会ったキャラだったし。
そういった意味では彼女も想定内のキャラ。あまり意外性が」なかったかな。
彼女の創作物の「キャラじゃないとコスプレできない」というところが最大のネックとなってる気がする。
入間美兔
便利すぎるキャラは殺される定め。
案の定死亡。このキャラはほんとうにほんとうに下品すぎて嫌いだった。今までもダンロンには下品な表現やキャラがいたけど、本当にこのキャラは嫌いだった。以上。
章ごとの感想
第一章
・星竜馬がAVルームの隙間から鉄球をテニスの要領で殺した?
→全然そんなことはなかったぜ!
・最初にみんなの団結がまとまるかのようにみせて、希望を押し付けたとして赤松を
攻めるのやめろ…やめろよ。製作者性格悪すぎかよ…。
・最原に同情。こんなことかわいい女子に言われたら惚れてまうやろ…。
・超高校級の研究室、ピアノの間に行けないのすごく、嫌な予感がするんですけど…。
次の章で行けるんだよね…?
→幻の赤松のピアノ演奏シーンだぞ!おら、泣けよ!→泣きました
・赤松鉄球に固執しすぎじゃない?
→なるほどなあ…。
・脱出するときのミニゲームえぐすぎる。難しいすぎる。初代マリオ並みの操作性の
悪さ。クリアさせる気ないだろ。というか先頭に引きずられて後続のキャラ死ぬの
まじでやめて。
→なかった。
・エグイサルがエグザエルに見える。
・モノクマーズ一章ごとに消えるんだろうか。
→ほぼ一章ごとに消えました。
・モノクマの声がコレジャナイ感。
第二章
・星の死因がわからない→隣のプールにより入ったからそのペナルティ?
→全然そんなことはなかったぜ!!!
・いなくなった赤松の部屋にコメントをするな。こっちまで悲しくなる。
・やはりマスコットキャラクターは生き残らない定め。無常。
・東条がクロなの結構本気でわからなかった…。
アリバイが弱いからってことでいいのか?
・最原のロマン砲炸裂。
・「虫でなごもうかい」の虫ってもしかしてゴキ…
・なんか段々アンジー怖くなってない?大丈夫?
・百田がいいやつ。あやしい。
・今回の章のテーマは「逃げてもいい」?
第三章
・今回は死者の再生か!!盛りあがってまいりました!赤松復活フラグ?
→誰も生き返りませんでしたー!
本当に死者の書を使ったらどうするつもりだったんだろう。
全く関係ない第三者を使って思い出しライトでその人だと思うように認識させるつも
だったのか?
・儀式に使うときに唄う歌、こってんなあ。
・まさか捜査中に人が死ぬとは思わなんだ。
・百田まさかの病死フラグ。
・最原はたとえ蝋人形であっても「赤松」がひどい目に合ってるのを見るとダメージ
食らうんだな…。私もだよ…。
・それはそれとして赤松の蠟人形ちゃんと下着も完備だったのかな。例のパンツ。
・死ぬわけにはいかないんだ→俺が最後まで勝ち残ってやるフラグ?
→むしろさいごまでいいひとのまんまでした。すまない。
・是清キッッッッッッッモ
・塩で魔法陣みたいなの描くの考えたなぁ。理由もそれっぽいし。
・二章も三章もけっこうきわどいところで証拠品拾ってるな。犯人がうっかりさんじゃ
なかったらこの犯罪解決してないぞ。
第四章
・ゴン太犯人かよぉ…!!!!
・トリック自体は簡単だった。
・ダンロンこういう昔のゲーム要素入れるの好きね。RPGツクールみたいな味わい。
・最後の泣いて謝るシーン。私もちょっぴり泣いた。
・この学園もしや宇宙船やない…?(百田の研究室を見て)
→ある意味正解である意味はずれ。
・百田がウキウキしてるの身体がつらくないからなんだろうなぁ…。
第五章
・真姫嘘をつくのが下手というか、隠す気があまりないのか…。
・やっぱり王馬ここで脱落かー。狛枝も五章で脱落したからここで脱落するものだと
信じてやまなかった。
・エグイサルに乗ってるのも百田なの知ってるんだから!
→百田の王馬の演技うまくね?
最終章
・一章であんなに難しかったゲームがこんなに簡単に…。
・苗木君の姿・声にそんなセリフ言わせんな
・学校のマップなんか全然覚えてませんけど!!!
→無駄にいろんなところ調べすぎてゲームオーバー。
このへん結構シビア
・ごみ箱に捨てられてた鉄球何か月?もの間ずっと入りっぱなし?
ごみの処理してないのかな。
・赤松無実で殺されたじゃん…そりゃないよ。
・まさかのキーボ覚☆醒
・流れてくるコメントがなんか現実に流れそうなコメントばっかでなんか腹立つ。
製作者の自作自演臭がして鼻につくんだろうな。
・モノクマーズいらなくね?
残った疑問
・赤松楓の双子説はどこに消えたんじゃい。
・超高校級の探偵の部屋にあった意味深な犯罪ファイルが最後まで特に触れられなかっ
た件。
・「絶望少女」のラスボスは特に出てこなかったままダンガンロンパが終わった。
ダンガンロンパV3の評価はなぜ賛否両論になるのか
【PSVita】ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 SpikeChunsoft the Best
- 作者:
- 出版社/メーカー: スパイク・チュンソフト
- 発売日: 2018/01/11
- メディア: Video Game
巷で賛否両輪がはっきりと別れるという「ダンガンロンパV3」を正月の休みにぶっ続けでプレイしました。メルカリで安く売っていたしね!
歴代ダンガンロンパ、番外編もすべてプレイ済み、アニメも小説も読んでの久しぶりのダンガンロンパの世界。
2年前にファミ通読んだとき、
・女主人公は死ぬ
・過去のダンガンロンパがゲームのキャラだったとゲーム内でメタられる
というネタバレは知っていたので、そこらへんも前提に含んでのプレイ。
正直この二つのネタバレを知っていたからそこまでプレイして怒りは感じませんでしたが、これを知らないで発売直後に買った人が不満を持つのは仕方がないことだなぁと感じました。
でも低評価レビューが目立つ中、そこまでひどい作品ではない、むしろ素晴らしい作品だったという感想に至りました。
この作品の賛否両論の問題点はどこにあるのか
今作のダンガンロンパにはゲーム内でも「ダンガンロンパ」というゲームが出てきます。どっちがどっちかややこしいので、問題点を説明するにあたって「」をゲーム世界のダンガンロンパ、『』を私たち三次元世界においてのダンガンロンパであるとします。
「ダンガンロンパV3」は人気シリーズの最新作であっても、すごく賛否両論がありました。その理由として「すごくメタがあるから」。事前にこの情報を知ってて最終章をプレイして「ここかぁ~」という気持ちになりました。
どこが賛否両論の問題点か考えた結果、以下の2点をどこまで許せるかで神作か駄作に分かれるのではないかと思います。
・どこまでをメタ(設定)ととらえるのか
・作品のテーマ「嘘」をどこまで嘘にするのか
どこまでをメタ(設定)ととらえるのかについて。
問題のすべては第五章。
①『ダンガンロンパV3』で起こったコロシアイは世界中の人が見ている参加型ゲーム
だった。
②このコロシアイのゲームは「ダンガンロンパ」という人気ゲームの最新作だった。
そもそも我々は『ダンガンロンパV3』を実際に今までプレイした『ダンガンロンパ』『ダンガンロンパ2』と同じ世界の中の物語だと思ってプレイするわけです。
『ダンガンロンパ』の異様な世界の設定を一つの世界だと受け入れ、『希望ヶ峰学園』や『苗木誠』は『ダンガンロンパ』というゲームの世界で実在していると認識したうえでゲームをプレイしているわけです。その理不尽な世界の中で懸命に生きている『苗木誠』や『日向創』をことを時にはともに泣き、時には彼らを応援しながらその世界に没入していきます。
ここで大事なことは、現実世界で『ダンガンロンパ』のキャラクターは存在しないけど、『ダンガンロンパ』というニ次元の世界で彼らは生きている!とゲームプレイヤーが認識していることです。
しかし!今作で今までのシリーズは『ダンガンロンパV3』の世界とつながってないよ!だって「苗木誠」は『ダンガンロンパV3』の世界であってもゲームの登場人物だもの!実在しません!と今までのキャラクター、ストーリーが『ダンガンロンパV3』の世界でも実在しない、存在しないキャラクターだと公式からハッキリ言われるわけです。
つまり、『ダンガンロンパ』という二次元の世界からも「苗木誠」の存在を否定されます。
これはオタクにとって「いいんだ、嫁は三次元に存在しなくても二次元の世界で幸せに暮らしているから」と思って心を慰めていたのに、二次元の世界からも「嫁?そもそもあいつ創作物だから生きてすらいないけど?」と言われるようなものです。
これにはシリーズファンがブチ切れるのも仕方がありません。
ここだけでも不快感が凄まじいのに公式はさらに爆弾を投下してきます。
③「ダンガンロンパ」という悪趣味なゲームをみんなが望んでいる。
こっからさらにややこしい話をします。
『ダンガンロンパV3』を実際にプレイしている我々と、「ダンガンロンパV3」を見ているプレイヤーは本来別の存在です。しかし、ゲームを進めていくうちに、ゲームで出てきたセリフがどちらのプレイヤーに向けられたものなのかが分からなくなってくるということです。
『最原終一』というキャラクターは『ダンガンロンパV3』と「ダンガンロンパV3」のどっちにおいてもゲームのキャラクターです。彼はこの「ダンガンロンパ」というゲームが悪趣味なものであるとし、存在を否定します。
しかし彼が実際に否定した「ダンガンロンパ」は実在する『ダンガンロンパ』そのものであり、『ダンガンロンパ』を実際にプレイする我々を悪趣味だと否定しているとも受け取れるわけです。
このゲームを悪趣味だを批判する『最原終一』にモノクマはこのように言います。
見ちゃいけないモノを見ている自分…
悪趣味なモノに喜んでいる自分…
そんな背徳感こそがデスゲームの魅力であり、このコロシアイの魅力であり…
ダンガンロンパの魅力なんだからね
これは「ダンガンロンパ」のプレイヤーを指すセリフですが、このセリフは『ダンガンロンパ』というシリーズを愛してきた実際の我々にも刺さるわけです。
公式側に「オマエラはこんな悪趣味で残酷なゲームのここが好きでプレイしてんだろ?」と言われるわけです。
製作者に暗に「趣味が悪い」を言われて開き直れるプレイヤーはそこまで気にしないのでしょうが、図星をつかれたとか思っちゃったり、そこが好きなんじゃない!とか思うプレイヤーはここに腹が立つんじゃないでしょうか。
しかもなにがいやらしいかって別に製作者は我々プレイヤーに直接言ったわけじゃないんです。「ダンガンロンパ」のプレイヤーにむけて言ってるわけです。
そうともとれる を言ってくるわけです。
嫌らしいですねえ。
さらに追撃。
フィクションの希望だとしてもみんな、その希望から勇気をもらいたいんだ
そして、その通りの希望を見せてしまうからこそ、コロシアイは続いてしまうんだ!
そこに至るまでの僕らの悲劇を無視してっ!!
「最原終一」渾身の魂の叫び。
とうとうここでプレイヤーはデスゲームの登場人物にまで非難されます。
プレイヤーの楽しみのためにキャラクターはもてあそばれているのだ!と。
ここも実際のプレイヤーが言われたととると、もう『ダンガンロンパ』のゲーム自体が嫌いになってもおかしくなくなってきます。
ドラクエで例えると、魔王本人に「世界を救いたいがために街を壊させようとするのやめてくんない?」と言われるようなもんです。
ここまでくると白けてきます。今までのゲームを熱心に共感したプレイヤーほど、ゲームのキャラクターに裏切られるわけです。
そもそも第五章まで応援してきた『ダンガンロンパ』の個性豊かなキャラクターも、じつは「ダンガンロンパ」のゲームのために後付けした個性。本来の「最原終一」はコロシアイが大好きな男子高校生でした、という最悪な『最原終一』のキャラクター設定を知らされるわけです。
第一章であんなに人を信じることを教えてくれた「赤松楓」も嘘、最期まで人を信じぬいた「百田解斗」も嘘。
第一章から第四章まですごく盛り上がり、感動したストーリーも全部作られた「嘘」の物語だと明かされるわけです。
何だこの展開、まさに不愉快、と思うプレイヤーにここで最後の公式の爆弾が炸裂します。
今まで「嘘」だとした設定こそ「嘘」かもしれない。
最終章の最後で最原は白金が「模倣犯としてはいい最後だった」という発言によって、実は今までの植えつけられた設定こそが嘘かもしれないという仮説を立てます。
もうこの推理のせいで今までの「ダンガンロンパ」のキャラはゲームのキャラクターであること、最原たちのキャラクター設定は作られたものだったこと、などの説が本当だったかどうか全部ぐちゃぐちゃになります。
挙句の果てに嘘について
受け取り方によってそれが真実にもなりうる。
嘘ってそんなもんじゃないかな。
と述べたり、
たとえ嘘であってもフィクションであっても世界を変える力があるなら
それって、真実と同じじゃないかと思うんだ。
と言っています。
とこれはつまり、今回の世界観やキャラクター設定はプレイヤーがどこまで嘘ととるのかを自由に解釈してくれ。嘘は真実にもなりえるのだから。全部受け取り方はプレーヤーにおまかせ☆と製作者側に解釈をブン投げられるわけです。
これだけモヤモヤさせられておいて答えを明示されないままゲームは終わります。
メインストーリーが終わったあとミニゲームが解放されます。しかし、ゲーム本編のオチで純粋な目でキャラクターを見られなくなっているので、割り切れない人はミニゲームを楽しめる心境ではないのでしょうか。
いうならば声優の顔を見てしまった後純粋にキャラクターを見られなくなってしまう現象というか。
まとめ
今作のテーマは「嘘」です。
物語を進めていくうえで何回も「嘘」について触れられます。
王馬小吉のキャラ付けだったり、いつかのモノクマが「嘘を否定し続けたらこの世界はどうなるんだろうね?」と閑話で言ってきたり。
今作はこの「嘘」にプレイヤーが盛大に振り回されることになり、それを許容できる人かどうかでこのゲームの評価がバッキリ分かれるのです。
加えて今までダンガンロンパのシリーズを愛してきた人こそ、製作者側にバカにされているともとれる発言を許容できるかどうか。
個人的にはここまでハッキリ『ダンガンロンパ』の売れる理由を理解している製作者だからこそこんなひねくれたゲームが作れるんだろうなぁといったところです(笑)
amazonとかの評価だけをみると悪評だけで、せっかく面白いところもあるのに遊んでみようと思う人が少なくなるのももったいないし、なにより自分もプレイしててすごくもやもやしていたので、こうやって言葉にまとめられてすっきりしました。
また今回こんなに悪趣味なゲームプレイしてるオマエラwwwとかさんざん煽られたわけですが、
という今度は小学生による「殺し合い」のゲームが発売されます。クリエイティブディレクターはダンガンロンパのシナリオを担当した小高和剛さん、イラストは刀語のイラストを担当した竹さんです。
こんだけ殺し合いゲームを悪趣味つっといてまた作るんかい!と思わないでもないですが、私は楽しみにこのゲームの発売を待っています!
2020年発売予定。
kindle unlimited を全部無理やりおすすめします 1月分
それぞれ武の道を極めた男たちが真剣で御前試合をする短編集。
マンガ「シグルイ」の原作だということで読んでみたのですが、「シグルイ」の元になっている話は数ある短編集の内の一番初めの話だけであとは他の主人公の話になっています。「シグルイ」並みの濃さを期待して読み始めたのですが、短編集なだけあり一つ一つがけっこうあっさり終わります。真剣試合に至るまでの話が書かれていますが、ほとんどが色恋がらみでしたね。
いろいろな流派の剣の名前が出てくるので、そういうものに興味がある人におすすめ。
先月にも読んだおなじみのシリーズ。今回は人類三大タブーの「ロリコン」「近親相姦」「食人」等について多く触れられています。今回も「ホモ・セクシュアル」について触れられていますが、他のシリーズと内容が重複しているため、そちらをメインに読む人は前のシリーズ「世界ボーイズラブ大全」のほうがおすすめです。
FGOにも出てくるイヴァン雷帝のエピソードがちょっぴり載っているので、さわりの部分を知りたい人はどうぞ。
ヤバい人についてのエピソードを読みたい人におすすめ。
「話を聞かない男、地図の読めない女」の続編。今回は 男と女が嘘をつく理由の違いや、嘘をつくときに使う脳みその分野が違うことの説明がされています。
前作の説明に基づいたうえでの説明になるので、前作を読んでおいたほうがスムーズに内容を理解できるかも。
男性がどういうときに嘘をつくのか、女性がなぜ嘘を見抜けるのかが分かります。
どういう脳の仕組みで噓をつくのか知りたい人におすすめ。
「話を聞かない男、地図の読めない女」の第三弾。今回はタイトルの通り男女のセックスへの向き合い方の違いについて。男はセックスは行為としか捉えず、女はセックスを愛を確かめる行為と捉えるとのこと。こんなにも捉え方が違ってよくもまあ人間は男女仲良く生きていけるなあと感心した次第。お互いにお互いへの理解の努力が必要だと切に感じました。
男女の恋愛観についても触れているので、そちらにも興味のある方におすすめ。
「話を聞かない男、地図の読めない女」が狭く深い範囲について書いてあるのならば、この本は浅く広く男性の心理について書かれています。
後半は別に男性ではなくても当てはまるのではないか?と思うようなところもありますが、心理学のおそらく基礎的なことが書かれてて、初心者にはうってつけな本だと思います。
女性の私にとってはすべてのことにおいて優劣をつけなきゃいけない人生もなかなかにしんどそうだなあと思いました。
男の心理を浅く広く学びたい人におすすめ。
有名なブロガー達がなぜブロガーになったのか、ブログに何を書いているのか、ブログをはじめて何が変わったのかを思い思いに語っている本。人生観として勉強になる人もいれば、ただ社会から逃げただけなのを正当化したかっただけなのではないか?と疑問に思うような人もいます。しかし、この本で文章を書いている人は他の人たちより少し違った人生を歩もうとしている、または歩んでいることは確かです。
会社に勤めていない若者が何を以てブログを書いているか知りたい人におすすめ。
「ダーリンは70歳」でネタにされた高須社長が今度は文章で西原理恵子さんをネタにするという本。
「ダーリンは70歳」を読みたかったけど、unlimitedで読める作品がこの本しかなかった…。高須社長の西原理恵子さんに対する強烈なラブレター読んだ気分。どっちもあまり知らないのですが「蓼食う虫も好き好き」を地でいったかのようなカップルだと思いました。ところどころで書かれる高須社長のノロケでなぜか高須社長への好感度が上がるという。
高須社長の半生や人生観が書かれており、独特な視点にうなされることもあったりなかったり。「ダーリンは70歳」を読んだ人におすすめ。
「買い物中毒者」と診断された著者がどういう買い物をするのか、「文春」に連載されていたコラムをまとめて本にしたもの。最初は東欧の椅子とかエルメスのヨーヨーとか、言ってしまえば「大金出してまで買う必要のないもの」を買ってばかりいるから金がなくなるのかと思っていたらそれは違いました。本人もあとがきに書いていたように最初は猫を被っていただけで、本当は狂ったようにブランドを買いあさるおばちゃんだった。
「こいつ頭おかしいんじゃねーの」と思って本を読みながらも、本人が開き直って破産すれすれの生活を続けるのを見ているとある種感心します。
見栄だけで買い物をしてしまう人におすすめ。
上記の本シリーズ第二弾。今回は叶美香との対談があったり、ちょいちょい話に出てくる夫との対談が載っています。だんだん回を重ねるごとに生活が破たんしていっていくのを見ると本当に「見栄」ってやっかいな病気だなあとしみじみ感じます。コラムにも載っていましたが、出版社からお金って借りられるもんなんだな。というかこの著者が買い物狂いになるのも出版社が噛んでいると思うと何とも言えない気持ちになってきます。
ブランドに執着する人がどういう思いで買ってるのか知りたい人におすすめ。
シリーズ第三弾。住民税の取り立てがいよいよ切羽詰まってきたのか、買い物エピソードいうより借金返済エピソードの色合いのほうが強くなってきました。前からちょいちょい思っていたことではあるのですが、著者の書く文章に教養があるのはキリスト系の女学校に通っていたことが関係あるのかと。おそらく頭はすごくいいから読みやすい文章を書くのだろうけど、どうしてお金の計算だけはできないのだろうか。
住民税の取り立てがどのように行われるのか知りたい人におすすめ。
シリーズ第四弾。今度はついにホストにハマってしまう中村うさぎ。
この人にはなにか金を使わせる悪霊でもついてるのか分かりませんが、ここまでくるといっそ見事。ホストの世界の仕組みは知らないのですが、何万円もする酒がぼんぼん開けられるというとんでもない世界だというのが少しだけわかったような気がします。
後半はプチ整形を始めた筆者。だんだんエスカレートしていく整形は次巻に続くのだとか。
ホストの世界のさわりや、プチ整形について知りたい人におすすめ。
シリーズ第五弾。前回のプチ整形に続き、今度は本格的な整形に挑みだした女王様。プチ整形はしばらくしたら元の顔に戻るらしいですが、今回は本格的に輪郭を変えたり、豊胸手術をしたり。ネタと仕事のためとはいえ、ここまで自分を変えることのできる著者に敬意を表したくなるぐらいの行動力です。
また今作は自分の顔や体を変えたことによる心境の変化や哲学的なことが熱く書かれており、この気持ちはやった人にしかわからないのだろうな、ということがよくわかる説得力の強さ。
整形に興味のある人、それによって得られた考え方を知りたい人におすすめ。
ゲイの雑誌「Badi」に載せていたコラムをまとめた本。
ちょいちょいコラムに出てきていた夫はゲイだという衝撃。夫との関係は恋愛関係ではなく友情に似た家族愛で結婚したとの事。世の中にはこのような夫婦関係もあるのだなあと感心した次第です。
ゲイに対するアドバイス?が著者独特の視点で書かれています。
行政書士の夫が弁護士会に越権行為をしていると訴えられ、逮捕されるかもしれない日常を描いた話。
実話ということでちょいちょい新聞の記事が載っているのですが、ただ新聞の記事やマスコミのいうことをそのまま鵜吞みにすると冤罪の人も本当に犯人に仕立て上げられるということがわかりました。
「間違っていることを間違っている」といえる社会ではないということを実感できます。
行政書士に興味のある人におすすめ。
kindle unlimitedで読んだ本を全部無理やりおすすめします 12月分
はじめに
kindle unlimitedが三ヶ月で99円ということでお試しでやってみました。
最初は携帯で読んでいたんですが、どうも目が痛くなってしまったので安売りしていた
kindle専用の端末を購入。世界が変わりました。
私は電子食わず嫌いしていたんですが、こんなに軽くて持ち運びが楽だとは知りませんでした。特に出先で活躍がすごいです。文庫一冊分の重さで(あるいはそれより軽い)本が10冊以上読めるのは本当に楽です。
肝心の眼へのダメージですが、紙媒体で読んだ時とそんなに変わらない疲労度です。しかし、残念な部分が二つ。一つは、当然カラーじゃないため、色を使った本でも白黒になるということ。もう一つは、ページを切り替える時にたまに画面が暗くなること。この画面が暗くなることで目にダメージが入ります。
それ以外は気に入った文章を自分のメールに送れたりする機能など、面白い機能がたくさんあるんですが、ここでは割愛します。
でも、これだけは言いたい。電子書籍、いいぞ!
それでは目についた本を適当に読み漁った本を全部無理やりおすすめします。どんな本だって、誰かが読めば名作にもなるし、駄作にもなりますからね!
よその方は自己啓発本のおすすめが多かったので、私はあえて他のジャンルを多めに読むように意識しました。
それではどうぞ。
「Kindle unlimited おすすめ本」で検索するとどのブログにも必ずと言ってもいいほど紹介されるこの実用書。読んでるときは「なるほどためになるなあ」と思って読んでいましたが、読み終わって数日立った後具体的に何が書いてあったかは忘れてしまいました。でももう一回読みたい。そう思わせる本ははいい本だと思っています。
今の仕事の働き方に迷っている人におすすめ。
お題として「上司の飲みの誘いをうまく断ってください」という仕事で遭遇しがちな課題が出され、その例示として8つの例がイラストで紹介されます。その答えはつまらないものもあれば、意外にクスッとツボに入るものもあり。大喜利の後にはお題にあった解決法が歴史の偉人のエピソードで紹介されます。甘いのとしょっぱいのを交互に食べればずっと食べ続けられるように、この本もギャグとまじめが交互に書いてあり、するする読めます。偉人のエピソード、ためになりますよ。
ちょっとした仕事に関係する偉人のエピソードが知りたい人におすすめ。
みんなご存じホリエモンの漫画紹介本。読んだ漫画に関連したホリエモン自身のエピソードや、漫画に関連した豆知識とともに漫画が紹介されています。ただ、章が直接漫画のタイトルではないため、なんというタイトルの漫画が紹介されているのか分からない点。直接漫画の画像が無いため、どんな画風の漫画かわからない点が不便だと感じました。これなら漫画紹介ブログのほうが何倍も分かりやすくて親切かな。ホリエモンが
好きな人は一読の価値あり。
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社の社長が書いた、執事の心得を仕事に活かそうという本。執事は「観察力」「分析力」「仮説力」に基づいて業務をするのだとか。
ためになるというだけではなく、ちょいちょい挟まれる執事の語る大富豪の「ご主人様」のぶっ飛んだエピソードが面白く、読み物としても楽しめます。作者の他の本も読んでみたくなるほどおすすめの本です。
現代の執事の業務に興味がある人におすすめ。
お笑い芸人に学ぶ いじり・いじられ術 いじり上手は信頼される、いじられ上手は出世する
- 作者:田中 イデア
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2017/05/26
- メディア: Kindle版
芸能人によるコミュニケーションを円滑にするための方法を「いじり方」「いじられ方」で説明。バラエティではこの「いじり」「いじられ」ができるかでおまんまが食えるかの瀬戸際なので習得しなければならないと思うのですが、正直普通の一般会社に勤める人はここまでやる必要はないと思います。こんなんやるぐらいなら出世もしなくていいと思うのは私が所謂「今どきの若者」だからなのでしょうか。いじりの例も結局「ただしいう人に限る」の例が多く、匙加減を間違えば批判の対象になりそうなものなのですが。
バラエティー番組の役割を知りたい方にはおすすめ。
人生をいかに面白く生きるかを考えた結果、ドラクエのように人生をゲーム化しよう!という発想に至った本。気に食わない上司はフィールドに出てくるスライム、倒して経験値にしよう!などとなかなかに前向きな思考になれる本です。別にドラクエをプレイせずともRPGをやったことがある人なら簡単に理解できると思います。
今の人生を前向きに捉えたい人におすすめ。
私が女性だからでしょうが、読んでてすげーむかついたこの本。女性をヤるだけの対象としか見ていない教科書。ナンパの例に出てくる男も女も全員品がない。
ただ感心したのが、ナンパをする際にも心理学が応用されていたり、「確かにこの言い回しだったら警戒心をゆるめるかも」みたいな巧みな言葉選び、行動が書かれています。努力なしにはナンパは上手くいかない、そう思わせるだけの内容が書かれている本でした。書いてる内容は最低ですが。
ナンパしたい人におすすめ。
青森、秋田、山形のマタギについてのエピソード集。クマの話や、山の神、八甲田の雪中行軍の話など。特に青森のマタギの話(世界遺産に登録される前の白神山地のマタギの話)が多いので、青森県民は読んでて楽しいこと請け合いですぞ。『遠野物語』が好きな人は読んでて絶対に面白い話だと思います。
マタギや伝承に興味がある人におすすめ。
数年前に流行った本の新装版。内容に変更点はなく、読みやすいように改稿したのだとか。流行しただけあって男女の思考の違いにすごく勉強なりました。全人類はこの本を読んでもう少し異性の考え方について理解を深めるべきですね。例に出してくる日常のエピソードからのすれ違いがあるあるすぎます。
男女の考え方の違いを知りたい人におすすめ。
文体がお嬢様言葉で本文が書かれていたため色物かと思いきや、しっかりとお嬢様の言葉づかいの文法や、使いどころ、そして心構えについて書かれています。お嬢様の言葉づかい、心がまえを理解するためにはこの上ない参考書といえるでしょう。
お嬢様の言葉遣い、生き様を知りたい人におすすめ。
古代から近代にいたるまでの偉人のいわゆる「ボーイズラブ」のエピソードを集めた本。「へえこの人男色家だったんだ」みたいな驚きが多々ありました。本当に結構いるもんですね。最後のほうに日本の男色家がまとめられているんですが、義経と弁慶のエピソードにやたら感情がこもっていたのでこの著者…すきなんだな。って思いました。
男色家の人物、エピソード、人生が知りたい人におすすめ。
このシリーズが気になったのでまた読みました。今回はマゾヒズムかサディストとかの有名な?人物のエピソードがズラリ。女装して貧しい女の子を育てるのが趣味な男性とか、アラビアのロレンスの話とか、なかなか普通の本を読んでるだけでは知りえないことばかりがたくさん載ってあります。
いろんな意味でぶっ飛んだ人のエピソードが知りたい人におすすめ。
アニメ化、劇場版化された作品の原作。前から読んでは見たいと思っていた作品なので、せっかくなので読んでみました。主人公はこまっしゃくれた言葉遣いをする男子高校生で、正直こんな言葉遣いする男子高校生いねーよと思ってたんですが、読書好きだということで妙に納得しました。内容はTHE青春といった内容で、一人称視点なのがまた主人公の感情に共感しやすいのかな。ただkindleで読めるこの本は子供向けで全部の漢字にルビが振ってあるのがわずらわしかったです。
青春小説を読みたい人におすすめ。
Twitterかなんかで見かけたことがあったので読んでみました。ある意味一番衝撃を受けた小説です。なにがすごいかってまず目次を見ただけで物語の展開がわかってしまうということです。この作品はタイトルがあらすじになっているので、タイトルと目次を見ただけでこの物語の全容がぜんぶわかってしまうという。地の文が事実だけを淡々と述べていて味気ない印象だったのですが、夫婦の夜の営みのシーンで急にイキイキと物語が進み始めたのには笑いました。
夫婦の営みのシーンを読みたいだけの人におすすめ。
本当はクリスティー文庫の山本やよいの訳を読んだのですが、画像がなかったのでこちらで代用しました。言わずもがなの名作。この他にも「ABC殺人事件」や「アクロイド殺人事件」などもあったので、まだ読んだことのない方はぜひ。
霊能力者ってこんな世界で生きてるんだなぁと思いました。今住んでいるこの家にも霊がいるのかもしれない。見えなくてよかった。
不動産の霊事情を知りたい人におすすめ。
アスペルガーの人は日々の生活でこういうことに困ったり、対人関係でこういうことに苦労する、ということがわかるエッセイ。
アスペルガーのことを知りたい人におすすめ。
人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ごみに関係する特殊な汚染汚損を処理する会社の社長が書いたブログのまとめを本にしたもの。孤独死した遺体がどのような状態になるのか生々しく記されています。死がいかに身近にあるものなのかよく考えさせられる本です。
孤独死の実態や、ごみについてどう処理するのか知りたい人におすすめ。
富士の樹海に行ったり、宗教団体の講演会に参加してみたり、公園で物乞いをしてみたり…。まず普通の人なら気になるけどまずやらない、ということをこの作者はためらいなくやります。
世界の裏側が知りたい人におすすめです。
お悩み相談を壇蜜と西原理恵子がばっさばさ解決する対談集。「愛人を作りたい」とか
「もてたい」とかのお悩みを普通の倫理観とはまた違った視点で回答するのが面白い。二人に興味がある方におすすめです。
文章を書くにあたって気を付ければいい点や、ブログで儲かる仕組み、そしてブログで稼ぐということの現実問題をわかりやすく説明してくれています。人気ブロガーがだした本なだけあって、すごく読みやすい&わかりやすい文章になっています。
ブログ初心者におすすめ。
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け モヤッとした感情をぶつける感想(ネタバレ有り)
ついに最後のスターウォーズ最後のエピソードを観てきました。
あんまり期待しすぎると痛い目を見るってわかってたから期待しないようにして見に行ったけど、ほんとね、一言でいうと中途半端すぎ。
ストーリーもなんかところどころぶっちぎった感じはありましたが、シリーズ最後の終着点がこれ!?みたいなところはありました。
この不完全燃焼のもやもやした気持ちを何が不満だったのか分析したいと思います。
中途半端な人物、人間関係の描写
見る前の最終回の予測
まずハッピーエンド以外に終わる方法はないのだから、
・なんだかんだラスボスを倒し、宇宙に平和が訪れる。
・カイロ・レンは改心してレンと結ばれ、EP8のエンディングで出た少年を新たな
・そしてその様子を霞みたいになった歴代ジェダイが腕を組み、笑いながらウンウンう
なづいて見守る。
みたいな終わりを想像してました。一つを除いて当たっていました。
カイロ・レン、死ぬんかい!!!(笑)
いやまああんだけ悪いことしてきたから死ぬのも当然かもしれないですけど、死ぬんかい!
ここで、え、じゃあなんで最期レイとキスしたの?魂的には惹かれる描写があったから結ばれる展開にそんなに違和感はなかったけれども、結ばれた後にレン死なせる必要あったの?
となんともいえない気持ちでいっぱいになりました。
この中途半端なレイとカイロ・レンの関係の幕引きはもちろん、今作は人間関係、人物の描写が全部中途半端なのが本当にモヤッとしました。
レイ
彼女に関しては先ほどカイロ・レンとの関係を述べた通り。
キスシーンに関してはレイの方から動いていたので彼女のほうが気持ちが大きかったのかな。
レイの気持ちのベクトルがカイロ・レンに強く向くのはわかるけど、フィンに対する親密な感情の描写はなかった気がします。あなた達、あんなに仲が良かったのになんで?
今作レイは気持ち的に追い詰められていたのはわかります。しかし、心配するフィンにフォースを使って追っ払ったり、行き先を告げずに勝手に突っ走ったり独断専行がひどすぎたように思います。
EP8の最後でケガしたローズを傍で心配そうに見ていたフィンを、意味ありげにレイが見ているシーンですわこれは三角関係のフラグ!?とか思ってた時期が私にもありました。
フィン
ローズとの関係はきれいさっぱりなかったことに!(笑)
前回相当不評だったみたいなのでしょうがないところもあるのかもしれませんが、ここまできれいに触れないとは思ってませんでした。
挙句の果てに流砂に飲み込まれそうになった時レイに「君に言ってなかったことがあるんだけど」と言いかけ、結局それがなんなのかは最後まで言わないままストーリーは終わることに。死ぬ間際に言うことなんて大抵予想はつきますが、ここで恋愛とも友情ともとれない回収しないフラグを立てるのはいかがなものかと。
今回もいろいろな人に振り回されてお疲れ様でした。あとはゆっくり休め。
ポー・ダメロン
レイとの仲、悪すぎない?最初のシーンでポーとレイのけんかシーンがありましたが、そこでフィンは「またケンカか」と言っています。よくレイアとハン・ソロもケンカはしていましたが、あれは犬も喰わないなんとやらのやつなので親しみにあふれていました。が、レイとポーは親しみが感じられないケンカだったので見てて不安になりました。どっちも我が強いタイプだからぶつかりやすいんでしょうね。
あとは仮面で顔を隠した女性。あれ、絶対元カノだろ。顔を出さなかったのは外伝作ったりするための布石なんですかねえ。
万能のフォース(笑)
EP7から思ってたことですけど、物語の展開でフォースが万能になりすぎている気がします。レイとカイロ・レンが別の場所にいるのに空間がつながるのもフォースの力なんですよね?スターウォーズすべての物語を追っていないので最終的にフォースがどこまでの力を秘めているのかはわかりませんが、フォースの力がEP4当たりのころから大きく変質したみたいでもやもやしました。そもそもジェダイも昔はどちらかといえば山伏や仙人といったような「修行者」というイメージがあったのですが、今のジェダイはアメコミの超能力者みたいな「力こそパワー!」みたいな力を持って暴れ回るだけの人にしか見えないです。うまくは言えませんが。
特に今回一番ねーな、と思ったのがレイがマスターヨーダ以上のフォースの使い手みたいになっていたことです。CGの技術が発達したため派手なことを実現できるようになったのはいいことなんですが、瞑想しているだけで岩が周りを浮かんだり、傷を癒したり、死者を生き返らせたりするのはどうなんですかね?
レイはパルパティーンの孫だということでフォースの力を強く持っているというのはわかりますが、最高峰のフォースを持つといわれたアナキン 以上にフォースの力を使いこなすのが気に食わないのです。そんなに修行もしてないですしね。
レイやカイロ・レンが歴代のジェダイ以上の力をやすやすと見せつければ見せつけるほど、シリーズ初期に登場したジェダイがないがしろにされているように感じるのです。
まあ、初代主人公が最強であってほしいと思うめんどくさいオタクのたわごとなんですが。
悪役に魅力がない
EP7からの敵役にとにかく魅力がない。お前のことだよカイロ・レン!!!
父親を殺して悩んだり、母親を殺したくなくて葛藤するところは人間らしい面があるっていうことを表したいのでしょうが、それにしてもぶれすぎる。結局こいつは何がしたいの?と思うことが多く、暗黒面を行ったり来たり。レイが一緒にいないと世界を統一できないの?一人が怖いの?
私にはパパやママに反抗して悪いことをしたけど、結局説得されて更生したおこちゃまにしか見えませんでした。悪としてのカリスマはまったくないですね!
今作のラスボス、パルパティーンだって死んだのに何で生き返ってんの?というか別に生き返ったところで「はぁ…そうですか」ぐらいにしか思えませんでした。
先祖からの共通の敵でいえばディオのほうがはるかに魅力的なので見習って、どうぞ。
悪役っていうのは物語の中で「こいつ、絶対に倒してやる!!!」と思わせる何かがないとこんなにもどうでもよくあっけなく感じるものだなあと勉強になりました。
他に気になったところ
ライトセーバーの戦闘シーンってあんなに重量ある戦いでしたっけ?なんか今回の戦いは特に鈍器で敵をぶん殴るみたいに思いっきり振りかぶって相手に叩きつけていましたが。EP3のアナキンとオビワンのライトセーバーの戦いは剣道の試合みたいに軽くスパンスパン打ち合ってたイメージでした。木を真っ二つにするぐらい切れ味?だから力はそんなにいらないと思うんです。監督によって変わるんですかねぇ。
まとめ
ポーがレイアに時期将軍に指名されたとき、ランドに「準備ができていない」とこぼしていました。
「ルークもレイアもハン・ソロも準備ができていなかったさ」
「じゃあどうして勝てたんです?」
「絆の力さ」
こんっっな中途半端な人間関係しか築けていないやつらに絆もクソもあるかぼけ!!!
ポーとレイのケンカのシーンで「戦時中の君の力は認めている。しかしここでは別だ」と言い、フィンは「確かに」と言っています。
お互いを認め合っていない人たちに果たして絆の力なんてあるんでしょうか。
最後に戦争に勝って三人とも抱き合っていましたが、全然感動しません。
きっとこういう中途半端さがいいシーン見ても全然心に響かない原因だと思います。
なにはともあれスターウォーズは完結しました。どうせディズニーのことですから外伝を量産するのでしょうが、こんなスターウォーズを見せられるくらいならもう見なくてもいいかなぁと思います。