岩手のジブリの大博覧会にいってきました
ジブリの大博覧会が岩手県でも行われると聞いたので初日に行ってきました。
感想を一言でいうなら
王蟲好きの人は絶対行ったほうがいい。
ということです。
会場に入るまで
私が岩手県立美術館についたのが10時20分ごろ。
美術館に入ってすぐに空飛ぶ船?がお出迎えしてくれました。
正直このでっかい船どの作品に出てきてたっけとか思ってましたが、ナウシカのOPに出てくる船でした。船の上にあるたくさんのプロペラがくるくるくるくるしててもうずっと見てられると思いました。そんでたまに上昇するんですが、そのときぴゅーんみたいなアニメで聞いた音がでるんですよ。この船見たときなんの船かぴんと来なかったくせにテンションが滅茶苦茶上がりました。
写真に写っているように、10時開演だったので開演から20分しかたってないのにもう行列ができていました。さすがジブリスゲーとか思ってたらあとからあとから人が来るわ人が来るわ。私も展示物を見るまでに一時間待ちました。私が会場を出るころには90分待ちになっていました。
岩手駅からは美術館直通のバスがあるのですが、始発が10時30分だったのでたぶんそれに乗るととんでもない時間を待つことになると思います。
歩くと20分くらいなので待つよりも下手したら歩いたほうが速いです。
客層はやっぱり若い人が多く、小さなお子様連れが多かったように思われます。
余談なんですが、最近の子供(小学生くらいかな?)は待ち時間をswitchやりながら待つんですね…。私が大学生くらいまでは小学生と言えば3DSやって時間をつぶしていたもんですがねえ。時代の流れを感じました。
展示会場はこんな感じでした。
基本的に写真撮影は禁止で、唯一写真撮影が許されているのはねこバスのところだけでした。たぶんすごく混むのはこのねこバスで写真撮影をするから人がつっかえるんだと思います。実際そこに行くまでは人が込み合っていて進むのも大変だったのですが、ねこバスの展示が過ぎた後はスムーズに進めました。
私が気になったところ
もののけ姫の企画
高校の頃の倫理の先生が「もののけ姫には民俗学的にも歴史的にも語るべきところがたくさんある。この講義だけで一時間以上は講義することができる。」と言っていました。結局この講義は卒業まで聞くことはできませんでしたが、ずっと心の中に残っていました。
今回展示で宮崎駿監督自らが書いたもののけ姫の企画書に「荒ぶる神々と人間の物語」と書いてありました。またその初期の企画書のなかに「荒ぶる神々は猪や山犬として現れる」などの記述があり、おおおおおおここに私の知りたかったことが書いてある!!とか思ってメチャクチャテンションが上がったのですが、いかんせん後ろから人がぐいぐい押してくるので全部は読むことはできませんでした。ワンちゃんガイドに載っていることを期待し泣く泣くその場を後にしたのですが、案の定載ってませんでした。
こんなことなら鉛筆だけは持ち込み可だったのでノートにメモしておけばよかった!!とものすごく、ものすごく後悔したのですが、もう見ることはできません。
もしこういう企画書に興味がある人は鉛筆とノートを持っていったほうがいいですよ…。
鈴木プロデューサーの部屋の机
鈴木プロデューサーの机をそのまま再現していた展示物コーナー。
ほとんどの人はけっこうスルーしていたんですが、机の小物に「岩手」と書かれた小物が置いてあったりと、開催地によって展示物を変えているのではないかとにおわせるようなものが置いてあっておもしろかったです。
あとはなんといっても本棚。本棚はその人がどういう考え方をするか一番よくわかると自分で勝手に思っているので、本棚にどんな本があるかじっっくり見てました。おそらくこんなに本棚の前であーだこーだ言ってたのは私と一緒に来ていた母だけでしょう。
一番記憶に残っていたのは「いやいやえん」とか「ながくつしたのピッピ」、「昭和の映画」。物語をつくるのに携わっている職業の人が、いろいろな本や映画を見てきた人がたぶん子供の頃に読んだ本を職場の本棚においてあるのが印象的でした。
王蟲の世界
この展示会のメインといっていいほどの作品。
目の前に本物の腐海の世界が広がっていました。
なんといってもすごいのが王蟲。目の前にバーンと王蟲が展示されていました。サイズ的には子供の王蟲ぐらいの大きさだとは思うのですが、それでも身長は3メートルぐらい、全長に至っては5メートルぐらいはあったのでしょうか。
確かにこんなおっきいのが大群で攻めてきたら街の一つや二つ、簡単に滅んでしまうわ。そう思ってしまうぐらいの大迫力でした。
おまけに一定の時間で目が青くなったり赤くなったりするので、もうずっと見ていられます。
その他にはアスベルを襲った蟲や、ナウシカが森に返した蟲とかも展示されており、ナウシカが好きな人には本当にたまらない展示となっております。
ただ興味のない人にはただただ不気味だったみたいで、私の母は嫌がって早く帰りたがっていました。これ小っちゃい子どもは見て泣き出したりしてもおかしくない出来だと思います。
地獄のお土産タイム
全部の展示物を見た後に待っていたのはお土産コーナーでした。
大博覧会限定のお土産もあれば、三鷹の森の美術館限定のお土産、またジブリショップで売っている商品が入り乱れて売っており、売り場は大変な混雑ぶりでした。商品を見るのだけでも一苦労。見た感じ特に売れていたのが三鷹の森美術館限定のクッキー缶でした。食べ物関連はそれしか売ってなかったからでしょうか。
やっとこさ買いたい商品をかごに詰めたかと思いきや、今度待ち受けていたのはレジへの待機列。正確な時間は量っていませんが、たぶん40分ぐらいは待ったと思います。お土産買うのに40分て。
大博覧会のパンフレットは王蟲のオブジェについてすごく詳しく書いてあるので、今回気になった人はぜひ買うことをおすすめします。値段も800円とまあお手ごろな価格になっています。
まとめ
ジブリの好きな人には本当にたまらない展示会でした。
映画のタイトルのロゴの変遷だったり、映画のキャッチコピーがどういう風に決まったのか。映画公開に至るまでの宣伝のスケジュールなど、なかなか見ることはできない貴重な資料がたくさん展示されていて、好きな人にはたまらないです。
他にもトトロやまっくろくろすけなど、そういった資料に興味のない人でも楽しむことができる展示会になっています。
ぜひジブリが好きな人は行きましょう!特に東北の民よ。
こういう機会はめったにないので是非!